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            NGO/NPO論、ボランティア一般 関係書籍紹介

     

「座談会」出席者

 

山福華織さん

(1973年生まれ)学生 

 アジア協会アジア友の 会ボランティア

 (正会員294人、賛助

 会員4277人)

 

羽仁カンタさん

 (1964年生まれ) 

 国際青年環境団体 

 A SEED JAPAN会員

 (会員数約450名)

 自由な立場から環境

 問題に取り組み、さま

 ざまなイベントを企画

 する一方、翻訳や講

 演等の仕事もこなして

 いる。

 

城所洋江さん

 (1968年生まれ) 

 シャプラニール職員。

  (会員約3300名)

 シャプラニールとは、

 バングラデッシュの農

 村の生活向上のため

 の支援活動をしている

 市民による海外協力

 の会

 

阪口直人さん

 (1963年うまれ)

 国連ボランティアとし

 てカンボジア、モザン

 ビークで選挙監視員

 をする。現在日本外

 国語専門学校国際

 ボランティア学科にて

 講師をしながら、サビ

 エンチェット(会員約

 40名)を主宰。

 

コラムNGO参加への10の障壁

 

(1)お金がない

お金がなければ海外どころか、神戸にだっていけない。会費だって払えない

 

(2)時間がない

国際協力には関心あるし、やっても見たい。でも、残業はあるし、子どももまだ小さい。

 

(3)きっかけがない

「何かしてみたい」という気持ちはあるし、そういう仕事をしている人たちがいることも知っています。でもどこに行けばそういう情報はあるの?

 

(4)経験がない

NGOは専門知識や経験がないとできないんじゃないですか。でも自分は開発経済学なんて分からないし、語学も得意じゃない。こんな自分でもできることがありますか。

 

(5)専門用語が分からない。

NGOのパンフレットってカタカナ言葉が多くて読みづらい。勉強しなければならないことが多そうで、私には無理みたい。

 

(6)内輪っぽい

このあいだNGOのイベントに行ったんです。みんな楽しそうなんだけど、何か入り込めない雰囲気です。

 

(7)変わった人が多そう

イベントなんかで見かけるNGOの人はバッチリ民族衣装を着ていたり、全然身なりを構っていなかったり、なんとなく変わって見える。それに奉仕の塊の人とか、「これ買って」「入会して」って強引な人が多そうだし。

 

(8)うさんくさい

この前、道を歩いていたら変なお兄さんが「署名してください」。署名したら、今度は「募金もお願いします」。これもNGOなの?詐欺みたいで信用できないな。

 

(9)NGOなんて・・・

NGO? 知っていますよ。頑張っているとは思います。でも自分とはあんまり関係ないな。規模が小さすぎます。井戸を掘ったとしても、その村の中でしか役にたたないじゃないですか。

 

(10)まず国内じゃない?

国際協力をいう前に国内問題に目を向けるべきです。お年寄りの問題、いじめの問題など、国内で解決しなければならない問題はたくさんあります。

 

スタディーツアー参加の常識3か条

 

・現地でよく使う言葉を覚える

・水道・電気ナシでも大丈夫

・郷に入ったら郷にしたがう

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    「あなたもできる国際ボランティア」

       これからはじめる入門マニュアル   

      

               NGO活動推進センター(JANIC)編

       ジャパンタイムズ、1996年10月発行

       ISBN4-7890-0853-3

    

 

           NGO活動推進センター(JANIC)

    1987年に「NGO関係者懇談会」を母体に設立された民間の任意団体。

    NGO間の協力関係を深め、日本のNGO活動の向上を目的に、人材育成、

    情報サービス、ネットワーキング、地球市民教育、調査研究活動などを

    積極的に行っている。また、国際協力にかかわるさまざまなNGOの資料や

    情報をあつめた資料室「NGO市民情報センター」も併設している。

                        (本の紹介文より:1996年の発刊当時)

 

  《編集協力》

    ・石川 清(いしかわ・きよし)・・・ジャーナリスト。NHK記者を経た後、フリーに。     

      援助や東南アジアをテーマに取材活動を続ける。共著として『誰も知らないPKO』      (集英社)、『大失業時代』(集英社文庫)、『いっしょにやろうよ国際ボランティア』 

       (三省堂)などがある。 

    ・竹内靖子(たけうち・やすこ)・・・フリーランスライター。人と旅を主なテーマに取材

      している。以前、CARA(西アフリカ農村自立協力会)の現地を訪ね、NGOの奥深さ、      難しさを実感。休日は熱気球パイロットとして各地の空を飛ぶ。

      著書に『浮遊への招待』(イカロス出版)がある。 

    ・根本悦子(ねもと・えつこ)・・・ベトナムとミャンマーで協力活動するBAJ(ブリッジエー

      シアジャパン)代表と、企画編集会社のARS(アルスコーポレーション)代表も務める。

      日本の市民活動を広く取材。編書に『まともな食べ物ガイド』『ふれあいの医療ガイド』      (ともに学陽書房)、『患者のための医療ガイド』(三省堂)などがある。 

    ・前川昌代(まえかわ・まさよ)・・・草創期の日本国際ボランティアセンター(JVC)のスタッ

      フであり、機関紙「トライ&エラー」の編集やJVC神奈川の代表を務める。95年には      JVCを辞め、現在はボランティアとして各NGOのお手伝いをしている。   

    ・宗形美樹(むなかた・みき)・・・出版社記者を経て、アジア人権基金のボランティアと

      してフィリピンのピナツボ、ルワンダの難民救援プロジェクトに関わる。BAJのスタッフ      として勤務した後、現在は英国イースト・アングリア大学開発学部の修士課程に留学中

    ・湯本浩之(ゆもと・ひろゆき)・・・大学卒業後、中央アフリカ共和国の日本大使館で2年

      間勤務。88年から設立間もないNGO活動推進センターの事務局スタッフとなり、国際      会議や市民セミナー、調査研究、人材育成、広報・情報サービスなど担当。96年から

      は開発教育協議会のスタッフとして勤務。今後は教育という視点から国際協力、国際

      理解を広めたいと考えている。

    ・吉田理賀(よしだ・りか)・・・編集者。非西欧との出会いは、英語上達のために始めた

      アフリカのガンビア人との文通。その後YMCAのプログラムを経て、NGO活動推進セン

      ターの広報インターンを経験。現在は出版社勤務。               

  

             本書目次

 

  まえがき            NGO活動推進センター 理事長  有馬実成

  序章  国際ボランティア、私たちもやっています

    無理せず得意なことを引き受けながら、参加する     ミュージシャン三四朗さん

       町のシステムがボランティアに支えられているアメリカでの体験が、僕の

       ボランティア活動のきっかけです

      野生動物保護には双眼鏡が必要、ならそれを贈ろう  写真家 平岩道夫・雅代さん父娘

       まずは自分の身近なことから始めるのが大事

     「座談会」国際ボランティアって何をやるの?-本音で語ろう現代ボランティア事情

       いつも問題意識があって・・・/自分にとって新しい発見があっただけでは、だめ

       自分に合う団体を早く見つけよう/海外へ行くだけが国際ボランティアじゃない

       ボランティアは必ずしも「善」ではない/ボランティアは目的ではなく手段だ

     

  第1章 みんなはどんなことをやっているんだろう?

     (1)NGOってどんなところ − あなたの目的に合ったNGOがきっとみつかる

          どんな活動をしているの/政府の援助とどう違うの/まだまだ不十分です

          これからどう進むのか

     (2)産直品の店を手伝う − 途上国との産直品運動を進めているNGO

          賢く消費するとは・・・「ぐらするーつ」

          越境するバナナ共和国をつくろう・・・「オルター・トレード・ジャパン」

     (3)環境問題に対して行動する − 地球規模で考え地域で行動しよう

          アジアに公害のない社会をつくるために・・・「アジアと水俣を結ぶ会」

          地域の人に緑の大切さを分かってもらう・・・「緑のサヘル」

     (4)子どもや女性を支援する − 弱い立場の人を尊重し、人権を守ることができるのか

          増える外国人花嫁・・・「日本国際ボランティアセンター山形」

          状況を変えるために行動を・・・「JFC(日比混血児)を支えるネットワーク」

          女性の24時間をサポートします・・・「かながわ女性のスペース”みずら”」

     (5)農業や産業を支援する −援助を必要とする地域の特性を生かした援助ができるか

          専門家と組むのも大切・・・「ケアジャパン」

          日本人の暮らしを見直せ・・・「日本国際ボランティアセンター(JVC)」

          民衆主体の循環農村社会作りを・・・「日本ネグロスキャンペーン委員会」

     (6)難民や被災民を助ける

             ・・・世の中の変動に巻き込まれてしまった人々を、どう援助するのか

          自立のための教育を重視・・・「難民を助ける会(AAR)」

          外国人への偏見を捨てて欲しい・・「神奈川県インドシナ難民定住援助協会」

         今も汚染地域で生きなければいけない・・「チェルノブイリ子ども基金」

         インドシナ難民たちが開店したレストランガイド

     (7)障害者の自立を助ける・・今、障害者自身による自立のための試みが始まっている

          地域で自立して生きていくための支援・・・

                   「ASIA DISABILITY INSTITUTE(ADI)」

          視覚障害者のCBRをネパールで実践・・・「(社福)東京ヘレン・ケラー協会」

         障害児者のおかれている状況を知ろう・・・

                  「タイ国障害児のための財団横浜連絡事務所」(FHCY)

     (8)保健・医療の技術を伝える

              最先端の医療技術よりも現地のニーズにあった医療を提供

          NGOのプロを育てていきたい・・・「アフリカ教育基金の会」

          援助の押しつけは、混乱を招くだけ・・・「ペシャワール会」

          環境の改善なしには解決しない・・・「西アフリカ農村自立協力会」(CARA)

     (9)仕事で得たノウハウや趣味を生かす

              仕事の原点が復活し、社会のネットワークを回復できる

          適正技術で排水処理装置の開発・・・「アジア民間交流グループ(APEX)」

          子どもたちを本と仲良しにする・・・「曹洞宗国際ボランティア会(SVA)」

          気持ちよく教えられたときは相手も気持ちよい・・・

                   「(財)日本シルバーボランティアズ(JSV)」

          リズムやハーモニーで音楽を感じる・・「パレスチナ子どものキャンペーン」

    (10)研修や交流をすすめる  一方的に教えるのではない、こちらも教えてもらうのだ

          教育だけが永遠だ・・・「風の学校」

          自分の力で立つための「人づくり」・・・「(財)アジア保健研修財団(AHI)」

          「食」を分かちあう世界目指し・・・「(学)アジア学院」

    (11)調査・研究して政策提言

            政策判断のできる市民を育てないと、政治家や役人のレベルも上がらない

          発言の自由を確保する難しさ・・・「アジア太平洋資料センター(PARC)」

          官僚や政治家に働きかけるのは大変!・・・

                   「市民活動を支える制度をつくる会(C’s=シーズ)」

    (12)開発教育・国際理解教育をすすめる

            海外協力の必要性を理解してもらうためにも、教育が必要

          南北問題を疑似体験し現状を知る・・・「開発教育協議会(DECJ)」

          ワークショップを受け今度は自分で考える「国際理解教育センター(ERIC)」

          企業内で「開発教育」に挑戦!・・・商社勤務(総務部)の横山葉子さん

    (13)職場の仲間、母親同士で始めた活動があるーささやかだけど、私たちにもできる

          本を通して別な世界を知ることができる・・・

             「BOOKAID(ブックエイドー南アフリカの子供たちに本を送る会)」

          家族で協力して救援活動・・・「マザーランドアカデミー」

          運送費もチャリティ・コンサートで捻出

              ・・・「アジアの障害者に中古ミシンを贈る運動本部」

    (14)地方の特色を生かしたNGO

            地域の行政や企業をまき込んだり、地域特有の問題を生かす

           村おこしの延長にあった国際協力・・「AMDA(アジア医師連絡協議会)」

           被爆地ゆえのこだわり・・・「ジュノーの会」

    (15)国際協力を演じる − 楽しいこと、おもしろいことは、理解してもらいやすい

           おもしろく伝える・・・「南北ネットワーク岡山」

           共感した観客が仲間になっていく・・・「劇団現代座」

           バングラデシュでは村芝居で伝統文化を伝え合う・・・「シャプラニール劇団」

   

  第2章 いてもたってもいられないあなたへ

     ▼行ってみよう・情報源

      <NGO情報に強い情報源>

       ●NGO市民情報センター ●ジャパンエコロジーセンター ●国際協力プラザ

       ●(財)神奈川県国際交流協会  ●フォーラムよこはま情報ライブラリ

       ●(財)名古屋国際センターライブラリー  ●アジア図書館

      <借りるのではなく買って読みたい第三世界・国際協力の本が探せる専門書店>

       ●アジア文庫  ●ブックス高田馬場

      <国際協力や第三世界に関する専門図書館>

       ●国連広報センター  ●OECD東京広報センター  ●国際協力事業団図書館

       ●ACCU(ユネスコ・アジア文化センター)ライブラリー ●アジア経済研究所図書館

       ●国際開発センター資料室  ●国際交流基金アジアセンター

       ●アジア・アフリカ図書館   ●ラテン・アメリカ協会資料室

     ▼のぞいてみようNGOの講座

       ●NGO入門セミナー/就職セミナー ●地球市民アカデミア

       ●東京YMCA専門学校 国際コミュニケーション科国際協力コース

       ●関西NGO大学  ●SEED TRAING  ●PARC自由学校

     ▼気軽に参加できるイベントやセミナー

       ●ジャパンエコロジーセンター  ●国際協力プラザ  ●NGO市民情報センター

       ●アジア図書館  ●アジア太平洋資料センター(PARC)

       ●(財)アジア太平洋人権情報センター   ●AMDA国際医療情報センター

       ●エコ・コミュニケーションセンター   ●NIC情報サービス

       ●NCCキリスト教アジア資料センター  ●開発教育情報センター

       ●開発教育資料センター   ●カワピック川崎平和情報センター

       ●関西国際交流団体協議会  ●KISコーナー   ●原子力資料情報室

       ●国際理解教育センター(ERIC) ●三多摩・フィリピン資料センター(SPRC)

       ●世界人権問題研究センター   ●地球市民教育ライブラリー

       ●TIA図書資料コーナー  ●フィリピン情報センター・ナゴヤ(NCPC)

       ●フィリピン問題資料センター  ●フォーラム横浜  

       ●松山国際理解教育情報センター   ●横浜女性フォーラム

     ▼いざ体験ツアーへ

     ▼NGOが主催する語学講座

 

     ▼NGOで働くには

       スタッフとボランティア/気になる待遇と福利厚生/求められる人材とは?

       NGOへの就職はやさしいのか!?/NGOに就職したい学生の皆さんへ

 

  第3章 どんどん広がっている海外支援活動

     ▼地域の商店街がこんなこと始めた

        川崎市商店街連合会

     ▼いろいろな団体が始めている

     ▼自治体も面白そうだ

     ▼政府・国連による国際ボランティア

         平和部隊の日本版・・・青年海外協力隊(JOCV)

         さまざまな国の人と協力・・・国連ボランティア(UNV)

         将来の担い手を育成・・・国連インターン制度

         難民救済活動を体験・・・UNHCR「キャンプ・サダコ」

         UNHCRのパートナーとして活動・・・BAJ(ブリッジエーシアジャパン)

     ▼こんな国際ボランティアもある

         若者に暴れる場を!・・・「国際ワークキャンプ(NICE)」

         自分にあったボランティア団体を見つけよう!・・・

                  DAPP(人から人への開発援助)

                  国際キリスト教青年交換(ICYE)

         NGO/NPO主催の国際インターン・プログラム

                  日本太平洋資料ネットワーク(JPRN)

         アジア民間交流グループ(APEX)

 

  コラム

     国際協力活動に強いシルバーパワー

     NGO参加への10の障壁

     時間はないけど何かしたいあなたへ

     将来は開発教育に関わりたい

     NGOの事務所にいってみました

     夢を持ちながら生きる幸せ