著者
ベルナツィーク
(1897年〜1953年)
オーストリアの民族学者
フルネームは、フーゴー・アードルフ・ベルナツィーク
法学者として高名だったウィーン大学教授エドムント・ベルナツィークを父として、1897年3月26日、オーストリアのウィーンに生まれ、1953年3月9日ウィーンで死去。
(同書「はじめに」より)
訳者
大林 太良
(おおばやし・たりょう)
東京大学名誉教授
1929年東京生まれ
1952年東京大学経済学部卒
1959年ウィーン大学でPh.D.を取得
専攻:民族学、
文化人類学
ウィーン大学、ハーバード大学等で民族学を学んだ後、1962年東京大学教養学部講師、1975年東京大学教授に就任。1990年東京大学を退官し、東京女子大学教授に。
主要著書:『東南アジア大陸諸民族の親族組織』(日本学術振興会)、『日本神話の起源』(角川書店)、『神話学入門』(中央公論社)、『稲作の神話』(弘文堂)
『東アジアの王権神話』
『世界の神話』『邪馬台国』『日本人の原風景』
など
現在用いられている
地名と旧称・通称
●タニンダィー
(旧称テナセリム)
ミャンマー南東部の管区
東はタイに接し、西はアンダマン海に接する。
旧称は、テナセリム。
55,156平方キロ
北はカレンニ丘陵から南はマレー半島のクラ地峡のビクトリア岬に至る南北に細長い海岸地帯を占める。
マングローブの密生した沈降性海岸。熱帯雨林気候。
米・ゴム・チーク材・錫・タングステンを産出
タニンダィー管区北部にある港湾都市・ダウェー(旧称タボイ)が区都
●ベイ
(旧称メルグイ)
ミャンマー南東部、タニンダイー管区(旧称テナセリム)中部の港湾都市。
マレー半島基部西岸、アンダマン海に流入するテナセリム川河口に位置。近海では真珠を採取。全面のカダン島が季節風をさえぎる良港。
北緯12°26′
東経98°34′
●ベイ諸島
(旧称メルグイ諸島)
ミャンマー南東部、タニンディー管区西部の諸島。
マレー半島基部西岸、アンダマン海東部に位置
約530kmにわたって約800の島が散在する。
マレー半島を構成する山地の一部が沈降したもので、花崗岩・石灰岩からなる。錫・タングステン鉱山やゴムのプランテーションが一部にあり、真珠も採取される
(『コンサイス外国地名事典(第3版)』三省堂より)