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            1970年〜1986年

          買春観光からジャパゆきさんへ 

              日本と東南アジア -経済セックスの歴史

       書籍「ジャパゆきさん物語」【別冊宝島54】JICC出版局、1986年7月発行)第6部 資料編より

   1970年
  7月8日

▼沖縄で売春防止法成立

  8月24日

▼韓国から呼び寄せた妓生(キーセン)を日本人と架空結婚させて高級朝鮮料理店へ斡旋していた秘密斡

  旋グループが摘発され、2人が逮捕される

  9月14日

▼台湾女性を、キャバレーで働かせるために、日本人青年を送り込み偽装結婚させて日本に連れ込もうとし

  たキャバレー経営者ら4人が逮捕される

 12月2日

▼フィリピン人女性を騙して日本に入国させ、ヌードダンサーやホステスとして働かせていた潜りの芸能プロダ

  クション関係者5人が逮捕される

  1971年

  6月17日

  ●沖縄返還協定調印式

  7月2日

▼東南アジア女性を密入国させキャバレーなどで働かせていた国際人身売買組織の実態が警視庁の捜査

  で明らかに。沖縄に10ヶ所、フィリピンに4ヶ所の日本向け女性送り出し組織があることが判明

  1972年
  5月12日 ▼沖縄の「売春問題ととりくむ会」が、前借金の無効、職業指導の斡旋などを訴え、集会
  5月15日   ●沖縄が本土復帰
  9月23日   ●マルコス大統領、フィリピン全土に戒厳令布告
  9月27日   ●日本交通公社・近畿日本ツーリストの両社は、主力団体旅行コースから台湾をはずす方針を決定
  9月30日   ●日中国交樹立(9月29日)に対し、国府外務省は日本との外交関係断絶を宣言
 11月   ●タイで学生による日本商品排斥運動起こる
  1973年
  1月10日

▼タイのチェンマイ市で日本人が、婦女暴行などの容疑で現地警察に逮捕される。10余人のタイ女性を囲

  い、”ハーレム”を形成していたとして騒がれる

  5月

  ●韓国の淑明女子大の学生新聞が特集した「大学生の対日観」の世論調査で、学生の70%近くが日

  本人観光客の急増に不快感を表明

  6月15日

▼観光旅行でバンコクに来ていた日本人男性が、タイの女子大生にいたずらした疑いで逮捕される。同日

  わいせつ罪で起訴

  7月2日

▼韓国キリスト教教会婦人連合会、ソウルで第1回日韓教会会議を開き、日本男性のキーセン観光を非難

  する声明発表

  8月8日

  ●韓国新民党の金大中氏が東京九段のホテルから拉致される

 11月

  ●『バンコク・ポスト』に掲載された日本人観光客のマナーへの苦情の投書をきっかけに、タイで日本人

   論争

 12月19日 ▼梨花大生が金浦空港で日本男性キーセン観光反対デモ
 12月25日 ▼「キーセン観光に反対する女たちの会」のメンバー約40人が、羽田空港でビラまきなどの抗議活動
 12月29日 ▼韓国文化会公報部長官、「観光行政不条理改善」を命ず
  1974年
  1月7日

  ●田中首相、東南アジア5カ国訪問 (〜15日)

  1月9日

  ●バンコクで学生約5千人が田中首相来訪の際に反日デモ。地元紙、「田中首相が旅行者として来た

   時の日程表」と題する記事で、「1日目の夜はトルコ風呂、2日目は日系ナイトクラブ」と皮肉る

  3月12日

  ●小野田元少尉、30年ぶりにフィリピン・ルパング島から帰還

  3月

  ●フィリピン観光省の調べによれば、74年1月から3月までのフィリピンへの観光客総計で日本が米国

   を抜き首位に

  4月21日   ●台湾、日台空路を停止

  5月27日

▼「南朝鮮侵略阻止・キーセン観光反対共闘会議」が、島根県松江市と出雲市でキーセン観光旅行団870

  名の渡韓を阻止

  5月28日

▼タイ女性を観光ビザで来日させてホステスとして働かせ、給料をピンハネ、暴利を得ていた群馬県の会社

  社長など2人が逮捕される

  8月1日

▼運輸省観光部、観光週間にあたり「キーセン観光などを募集する旅行業者の社名を公表・改善勧告をす

  る」と発表

  9月1日

▼保護を求めて警察に駆け込んだタイ女性の訴え(5月22日)をきっかけに、タイ女性を騙して日本のトルコ

  風呂などで働かせていたバンコクータイー東京を結ぶ人身売買ルートの全容が明らかになる。約百人の

  タイ女性が犠牲に

  9月6日

▼運輸省、高まるキーセン観光反対の声を受けて、韓国への不要不急な旅行の自粛令を出す

  9月9日

▼フィリピンの日本大使館員が、マニラの飲食店で日本人客向けに行われていたセックス・ショーのチラシづ

  くりに関係していた事実が露見、外務省が帰国命令を出す

  9月18日

▼横浜で、タイ女性5人をホステスとして働かせ売春させていたタイ人1人を含む暴力団組員ら4人が逮捕

  される

 10月4日 ▼タイ女性に売春をさせたり、ルーレット賭博を開いていた大阪の秘密クラブが手入れを受ける
 12月

  ●この年の海外旅行はキーセン観光反対運動の高揚やぎくしゃくした日韓関係の余波で、韓国への旅

   行客激減。かわってフィリピンが高い人気を示す

  1975年

  1月

  ●警察庁、売春がなかば公然化のトルコ風呂について、警察官の立ち入り法制化の方向で風俗営業法

   改正を検討

  ●東南アジアへの空の便、日本旅行業協会未加盟各社が廉売合戦

  2月22日

▼運輸省、韓国への渡航規制を解除。旅行業界に「キーセン観光で国際親善を損なわないよう」指示

  3月12日

  ●マルコス・フィリピン大統領、『朝日新聞』記者との単独会見で、日本人観光客の態度を批判

  7月9日

  ●日台空路再開。台北への第1便は9月15日

  9月1日

  ●売春・わいせつ物配布・堕胎などの「非刑罰化」を検討していた法務省、解禁は時期尚早と結論

  1976年
  3月1日

▼「アジアの女たちの会」結成

  3月4日

▼ベルギーのブリュッセルで「国際婦人法廷」開かる。30ヵ国、のべ1800人の女性が参加。売春、強姦な

  ど女性への犯罪を告発

  3月5日

▼オプレ・フィリピン労働次官が声明を発表。フィリピン女性が日本人のプロ結婚サギ師と偽装結婚させられ

  て日本に密売され、売春組織のえじきになっていると指摘、実態調査を命じたことを明らかにした

  3月25日

▼湯島の韓国式料亭「秘苑」が無許可でキーセンに接客行為をさせていた容疑で手入れを受け、店長ら2人

  が逮捕される。同店は同容疑で72年4月に摘発を受けて以来4回程度立ち入り・警告を受けていた。元

  横浜入管事務所長が、前年3月まで同料亭を経営する会社の重役をしており、国会で追及された

  6月24日

▼茨城県土浦市でタイ女性に売春をさせていたスナック経営者ら2人が逮捕される

  7月16日

▼日本見物をだしに東南アジア女性約30人を日本に連れ込みキャバレーで働かせていた韓国人グループ

  が摘発される。主犯の潜りのプロダクション社長ら2人が東京地裁に身柄を送検される

  7月   ●日台航空路大幅拡充、輸送力ほぼ中断以前並みに
  9月15日   ●再開後1年の日台航空路、早くもドル箱路線ぶりを立証
 11月28日

▼「旅行業界の皆様におうかがい申し上げます。恥という字をご存知ですか。あなたのサラリー、ボーナス、

  そして配当の一部分が、女性の春をひさいだお金からしぼり出されているという事実に目をつぶらないで

  下さい」という意見広告を、日本の業界誌に長期掲載している台湾の旅行社社長、林秀格氏が、東京で

  開催された日本・国際観光会議(50余ヵ国、約千人の旅行業者参加)に参加したが、発言の機会認め

  られずに終わる

  1977年
  8月6日   ●福田首相、アセアン歴訪へ出発
  1978年
  1月

▼駐日フィリピン大使館、フィリピン外務省へ「フィリピン人の女性歌手やダンサーが、日本滞在中、非人間

  的で下品な扱いを受けた」と公電を送る。それを受けてマニラのフィリピン労働省で、「フィリピン芸能人の

  輸出について」公聴会開かる

  3月6日

▼兵庫県伊丹市のマンションで、部屋に監禁されクラブで売春をさせられていたタイ女性が、ベランダ伝い

  に助けを求めて逃亡。9人が警察に保護される

  4月

▼タイ警察当局、77年10月以降の半年間に46枚の偽造ビザ発覚と発表。タイ女性の日本などでの「夜

  の荒稼ぎ」の背後にビザの大偽造団が存在しているとみて、追及に乗り出す

  4月

▼濃厚度増すピンク業界に対し、警視庁が初めて売春防止法適用に踏み切る

  5月20日   ●成田空港開港
  7月8日   ●日本人観光団31人が、バンコクで強盗に観光バスごと乗っ取られ、1千万余円奪わる
 10月

▼千葉県の外人スナックが摘発され、観光ビザでホステスをしていたタイ女性3人が、出入国管理法違反

  で成田初の国外退去処分に

 12月15日

▼フィリピン女性歌手をナイトクラブに斡旋し、ギャラの5倍もの斡旋料を取っていたプロダクション関係者ら

  5人が逮捕される

 12月26日

  ●韓国賭博ツアー事件の全容わかる。日本の旅行代理店が韓国のカジノとタイアップして日本人客を

   送り込む。5億円負けた客も。暴力団が取り立てに関与、払えない客の倒産・夜逃げ続発

 (この年)

  ●フィリピン人出稼ぎ労働者の間で中東ブーム

  1979年

  2月19日

  ●台湾籍の人気歌手テレサ・テン、偽造旅券で入国、東京入国管理事務所の取り調べ受ける

  5月10日

  ●日比通商航海条約調印

  5月

▼マニラ・ラマダホテル宿泊の日本人男性観光客約百人が中華レストランで夕食後、勢ぞろいした約2百人

  のフィリピン人ホステスのなかから相手を選んでホテルへ連れ帰った”集団見合い”事件が発覚

  6月

  ●大阪府の性病実態調査で、海外旅行者の性病急増が明らかに。感染源の外国は韓国・台湾・フィリピ

   ン・タイの順

  7月30日

  ●日韓航空協定の改定交渉、日本側出発地点追加と増便を承認

  8月10日

▼フィリピン人の女性歌手やダンサーを入国させ、キャバレーなどに斡旋して暴利を得ていた潜りの芸能プ

  ロダクションが摘発を受け、33人が書類送検される。年間140〜150人を入国させ、1億8千万円の売

  上げをあげていた

 10月26日

  ●朴・韓国大統領暗殺

 (この年)

  ●東南アジアへのパック旅行大幅値上げ

 (この年)

▼東南アジアからの出稼ぎ女性、東北など地方への進出目立つ。7月下旬青森県八戸市のバーなどで働

  いていたタイ女性12人が摘発され、全員が本国へ強制送還。10月2日長野県小諸市内のバー7店で

  働いていた台湾女性24人が調べられ、うち15人が強制送還。10月8日同県佐久町や川上村のバー

  で働いていた台湾女性22人が調べられる

  1980年

  4月3日

▼ソウル高裁、79年10月ソウル市のホテルで韓国人ホステスを殺した日本人会社員に懲役10年の判決

  5月18日

  ●光州事件起こる (〜27日)

  8月23日

  ●1980年が「観光の年」のタイから観光客誘致のため来日したヒランヤキット総裁。セックスツアーの

   自粛求め、タイの文化、社会に触れる旅行を、と語る

  8月

▼タイ・バンコクに民営の”かけこみ寺”「緊急救援センター」設立される

  8月

▼フィリピンの婦人グループら5団体が抗議声明「フィリピン社会における売春」を日本政府あてに送付、日

 本人男性の買春観光を非難、中止を求める

  9月12日  

▼マニラでアジアキリスト教協議会主催の「観光問題国際会議」開催、18ヵ国30名参加。「日本人観光客

 と米軍基地の存在は性の安売りをもたらした」と買春観光を批判 (〜25日)

  9月28日

  ●法務省が戦後の出入国管理体制確立30周年(10月1日)を記念して発表した「出入管白書」による

   と、30年間に海外に出かける日本人数は450倍に激増。延べにすると4人に1人が渡航歴

 10月12日

  ●総理府発表の「外国人の入国と在留に関する世論調査」によれば、国民の6割が外国人の就業を認

   め、8割以上が外国人の定住・帰化を容認していることが明らかに

 10月13日

▼観光ビザで来日の台湾女性に売春を斡旋し働かせていた品川区のレストラン経営者が逮捕される

 10月

▼衆院外務委員会で土井たか子委員、買春観光について伊東外相に追求(22日)。さらに兼松日本旅行業

  協会会長に対し、業界の消極的な姿勢を批判、改善案を求める

 11月27日

▼観光労連、「集団買春ツアー」反対を表明

 11月29日 ▼「’80買春観光に反対する集会」開かる。約5百人が参加
  1981年
  1月5日

▼鈴木首相が訪問間近のフィリピンで50余団体の代表5人が記者会見、「日本人セックス・ツアーに対す

  る抗議文」を発表

  1月8日

  ●鈴木首相、伊東外相らとアセアン5ヵ国訪問に出発 (〜20日)

  1月8日

▼鈴木首相のマニラ到着直後にツーリスト・ベルトのエルミタ地区で「アジアでの日本人の買春観光に抗議

  するフォーラム」が開かれ、約千人参加

  1月13日

▼日比観光団が共同声明。買春ツアーの業者締め出しの方針を明らかに

  1月24日   ●塩川運輸相とアスピラス・フィリピン観光相、健全な観光への協力申し合わす
  1月19日

▼バンコク訪問中の鈴木首相、婦人団体などから買春観光反対の抗議文を突きつけられる。日本大使館前

  では女子学生ら50数人が買春観光抗議デモ

  1月22日

▼運輸省観光部、雑誌記事を利用して買春ツアー客を募集しようとした日本エアー・ツーリスト社に警告文

  を手渡す。摘発第1号

  2月2日

▼日本旅行業協会、日本エアー・ツーリスト社を「買春観光で業界の名誉を汚した」と初の除名処分

  3月2日

▼売春対策審議会、鈴木首相に「観光買春」の防止対策強化を求める要望書提出

  5月2日

▼クラブで売春させられ給料をピンハネされていたタイ女性2人が東京・目黒署に訴え、斡旋の日本人男性

  逮捕

  8月

  ●1978年から80年にかけて日本人がマニラで殺害され行方不明になった6件の事件、計画的な保険

    金殺人の疑い強まる

  8月22日

  ●台湾旅客機、台北の南西で墜落。日本人18人含む110人全員死亡

  9月8日

  ●1億3千万円詐取の三和銀行の女子行員、潜伏中のマニラで出入国管理法違反で逮捕、強制送還

 11月14・15日

▼熊本(14日)・福岡(15日)で買春観光反対集会

  1982年

  1月

▼運輸省、旅行業法の大幅見直し作業を進め、買春観光の禁止規定を設ける方針を決める

  1月16日

  ●日本タンカー「へっぐ号」、フィリピン・ミンダナオ島沖で比空軍機に銃撃され乗組員1人負傷

  2月10日

  ●フィリピン・パナイ島で日本人ツアー機墜落。乗員3人死亡

  5月19日

▼偽ドル行使事件で指名手配中のフィリピン人の女性ダンサー2人が愛知県と埼玉県で逮捕される

  5月19日

▼ビザ延長の書類偽造の在日韓国人ら5人と、偽造書類を使い不法滞在していた韓国人ホステス2人が

  逮捕される

  5月19日

  ●全国の婦人相談員らによる「全国婦人保護事業推進会議」発足

  6月4日

▼売春対策審議会、トルコ風呂の売春防止を要望

  6月8日

▼名古屋のディスコでダンサーとして働いていたフィリピン人女性5人、経営者らに殴る蹴るなどの乱暴を

  受けたため店を逃げ出し、3人が上京、大使館へ駆け込む

 (この年)

  ●日本人のマナーの悪さに対しフィリピンで批判相次ぐ。田中前駐比大使、ゴルフ場での「非礼」に謝罪

   せず「私は日本大使」と居直る(5月30日)。日本人子女のマナーの悪さのため、日本人のホテルの

   プール会員権更新断られる(9〜10月)

  1983年

  1月

  ●フィリピンで「観光牧師」の任を受け国際結婚のもめごとなどの相談を通じて日本人の救済活動を続

   けている”夜の神父”西本至神父が、東京にも連絡事務所を開設

  3月23日

▼入国管理局の捜索を受けた大阪の韓国クラブ「ムヂケ」で、韓国人ホステス2人が強制送還を拒み4階

  窓から飛び降り、死傷

  3月

▼フィリピンで、新聞広告や専門業者の斡旋でオーストラリア・米・西独などの男性と文通の後、結婚する

  「メール・オーダー花嫁」が問題化。3月初旬ボンのフィリピン大使館が抗議の西独女性グループによっ

  て爆破される。国内外から批判集まる

  4月1日

  ●千葉県の女医絞殺(1月7日)犯人として起訴された前夫に対する初公判で、検察側は「被告はフィリ

   ピン人ダンサーと一緒に暮らすことを切望し妻が邪魔になった」と説明

  5月1日

  ●中曽根首相アセアン5ヵ国歴訪に出発 (〜10日)

  5月4日

▼アセアン歴訪中の中曽根首相、タイで女子学生より買春観光について質問を受け、「観光業者の取締り

  で実態改善」と答える

  5月16日

▼衆院決算委員会で、和田静夫議員が、東京入国管理局の入国警備官が外人ホステスの資格外活動を

  めぐる摘発情報を事前に流していたという疑惑を取り上げ追及

  6月29日

▼法務省、観光ビザのままバーなどで働く資格外活動者の急増に対処するため、雇い主らも厳重処分の

  方針決める

  8月21日

  ●フィリピン野党指導者ベニグノ・アキノ元上院議員、マニラ空港で暗殺される

 11月30日

▼「売春禁止」、国連総会で初決議

 12月26日   ●風俗営業取締法改正案成立。施行は1985年2月13日
  1984年

  3月20日

▼フィリピン女性10余人を横浜市内のスナックで強制的に働かせていた暴力団組員ら、6人が逮捕される。

  女性たちはアパートに軟禁され、給料のピンハネや脅かし、暴力を受けていた

  3月26日

▼東京・大手町でエスカップ主催「国連婦人の10年」地域政府間準備会議開かる(〜30日)。アジア太平

  洋地域から約2百人が参加、26日「売買春を考える」民間フォーラム。百数十人が参加。フィリピンの参

  加者から1983年日本で出版されたフィリピンの少女ヌード掲載の雑誌『天国漂流』への抗議があり、

  27日約30人が神保町の発行元に抗議行動

  5月

  ●買春観光などではない望ましいアジア旅行のあり方をめぐって、「オールタナティブ・ツーリズム」を考

   えようという初の国際会議、タイのチェンマイで開かる

  6月22日

  ●11都府県にわたって5百件を越す盗みを繰り返していたフィリピン人窃盗団約20人のうち6人を逮捕。

   被害総額は8千2百余万円に及んでいる

  6月23日

▼不法滞在で摘発のフィリピン人ホステス、偽造旅券が発覚。背後に大がかりな偽造組織の疑い。同件に

  関係しフィリピンで旅券大量偽造の日本人ブローカーが逮捕される(7月14日)

  7月16日

▼和歌山県の白浜温泉ホテル従業員寮が全焼、フィリピン人ダンサー3人焼死

  7月

▼韓国労働省、日本に芸能人として出稼ぎに行きホステスなどをして働いている韓国女性全員をいっせい

  に84年末までに引き上げることを決定

  9月11日

▼長野県佐久市の県営プールで、「ホステスとして働く東南アジア女性が来ているから性病がうつる」とデ

  マが流れたため、利用者が急減した事件が市議会で取り上げられ、市は「でたらめ」と答弁

  9月11日

▼不法滞在のフィリピン女性に売春をさせていたサパークラブに、入国管理法違反取締りの情報を流してい

  た広島入国管理局水島出張所入国警備官が、収賄の疑いで逮捕される。手入れ情報を流した謝礼とし

  て3月〜6月までの間に数十万円を受け取った疑い

  9月17日

▼マニラでアジアキリスト教協議会主催の「アジア女性出稼ぎ問題会議」開かる。アジア15ヵ国約60人の

  女性参加。「日本に”輸入”される女たちを罰するよりも、売春で利益をあげる日本人業者こそ取締るべ

  き」と要求

 10月2日

▼フィリピン女性の日本への「出稼ぎ」斡旋に公立中学校教諭が通訳・翻訳係として関与していた事実が

  発覚

 10月27日

▼マニラに女性スカウト専門会社まで設けてフィリピン女性を日本のキャバレーなどに斡旋していた元暴力

  団組長らが、静岡で逮捕される。これまで百数十人を斡旋、1億円の利益をあげていた

 11月27日

▼タイ警察海外売春取締り本部長、「日本で、働くタイの出稼ぎ売春婦は1万人を突破、本国送金額は50

  億円に達している。タイの80の売春婦送り出し機関のうち30機関を摘発」と語る

 12月19日

  ●東京都特殊浴場協会はトルコ風呂改め、「ソープランド」の新名称を、85年から使用することを決定

  1985年

  1月16日

  ●『平凡パンチ』に、韓国映画の有名女優9人の水着や下着姿の写真が掲載されたことが韓国で問題

   化。「韓国の恥さらし」などの抗議が相次ぎ、映画人協会は女優の懲戒処分を検討

  2月12日

  ●13日改正の風俗営業取締法施行を前に、ノーパン喫茶、新宿・歌舞伎町から消える

  3月3、6日

▼嫁不足に悩む日本の農家がフィリピンで花嫁募集、「豊かな日本人と結婚したくありませんか」とフィリピ

  ンの女性たちに呼びかけた広告を2回にわたって同国の有力英字紙に掲載。百人以上が応募。花嫁

  という名の女性の輸出に反発の声も

  5月17日

  ●男女雇用機会均等法成立。施行は1986年4月1日

  6月20日

  ●雑誌に「女性を強姦する体力がないのは男として恥ずべきこと」などの文章を載せ、女性団体などか

   ら抗議を受けていた三浦朱門文化庁長官、参院文教委員会で追及され、”反省の弁”30分。

  6月24日

▼「婦人に対するあらゆる差別撤廃条約」、国会で承認。発効は同年7月25日

  7月3日

▼日本で働いていたフィリピン女性を探しに来た、日本男性がマニラの滞在していたホテルで刺殺さる

  7月6日

▼マニラの英字紙に、今度は日本人医師が花嫁募集広告

 10月22日

▼衆院外務委員会で土井たか子委員が、日本人観光客のマニラへの買春観光について追及

 12月1日

  ●総理府の「性意識に関する世論調査」によれば、売春を「許せない」が64.6%、売防法が「守られて

   いない」が75.9%

  1986年

  2月25日

  ●フィリピンでマルコス大統領亡命。日米同日コリー・アキノを大統領とする新政権を承認

  4月1日

▼日本キリスト教婦人矯風会が、東南アジアなどから日本に来て「夜の街」で働くジャパゆきさんのための

  ”かけこみ寺”「女性の家・HELP」をオープン。子供部屋を備えた宿泊施設があり、英語のできるケース

  ワーカーが帰国の方法や法律の相談にのる